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5-28 都市伝説 side 倭人
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屋敷から追い出された皆がまず向かった先が兄貴の南側の離れで、他の離れが準備できるまでの数時間、自分のテリトリーを荒らされたことをまだ根に持ってるな。
前髪の隙間から、見下してくる瞳は母さん譲り。
冷徹な瞳にすみませんでしたと項垂れる。
普段なら、南側の離れに誰も近づかせないもんな。
遥馬さん一人が兄貴の周りのことを全部担当して、食事で屋敷に顔出すくらいか?
さすがに母さん命令のパーティには応じるけど、それ以外はほとんど離れに引き籠り。
普段何をしてるのか、なんでそんなこと許されてるのかも俺には謎。
遥馬さん以外に本当に冷たい。
「まぁ、半日経ってその程度なら、明日には正気に戻るだろう。
飛鳥もからかいすぎるなよ?」
「あら陽太さん、弟への愛のムチも兼ねてるけど、奏ちゃんが可愛いいんだから仕方ないわ」
だーかーらー、「ねぇ、木苺ちゃん」と姉貴に微笑まれたくらいで桜宮もイチイチ顔真っ赤にして照れるなっ
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