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5-32 都市伝説 side 倭人
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「乙女とか恋愛とか、意識したことないけど・・・桜宮はこういうの嫌?
嫌なら早めに教えて。
俺は、番は一生に一度、ただ一人って決めたときから、好きになって相手にも好きになって貰って幸せにしてあげたいって考えてた。
急に番になって正直戸惑ってるけど、桜宮には俺を選んで良かったって思ってもらえるように頑張る。
嫌がることはしたくない」
うん、本当にしたくない。
今更だけど、桜宮には迷惑しかかけてない。
好きになって貰う前に、嫌われないようにしないとな。
腕の中に身を任せてくれてる桜宮に、本当のことが言いやすいよう笑いかける。
「・・・い、嫌じゃない」
うわぁぁぁあああーーーーーっ
ボソッと呟く桜宮の可愛さに、落っことしそうになった!
潤んだ瞳に俺がビックリした途端ちょっと目線そらして、きゅって下唇噛んで、俺の腕にカリッて優しく爪立ててっ
「い、今の顔、反則だっ」
静まれっ、静まれっ
桜宮が可愛すぎて、可愛すぎて。
発情に傾く感情を必死に消しにかかる。
負担になるから、しっかり回復するまでは控えるよう医師にも言われたしっ
何より、ちゃんと気持ちが通い合うまではコントロールするって自分で決めたのにっ
「・・・バカ、お前の顔が反則なんだっ」
可愛い顔で上目遣いまでされて、しばらくそこから動けなくなった。
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