アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
5-33 都市伝説 side 倭人
-
「朝だぞ、菊川?」
気遣う声と洗い立てのシャンプーの薫り。
優しく髪をすく指使いは、眠りにもう一度誘われてるとしか思えないくらい心地好い。
あぁ、今日も始まる、俺の修行時間っ
目を開ける前に数式や英単語、漢文、年号なんでもいいから頭の中をいっぱいにして・・・
「お、おはよう」
意を決して目を開ける。
ーーー意を決したところで、すぐに挫かれるけど。
桜宮ににっこり笑い返されて始まる朝。
屋敷にいたときは、俺が無理に起こしてばかりだったから、こんな平和な起床は実はまだ三日目。
俺の発情はコントロール出来るようになったし、正気に戻ってるらしいんだけど。
・・・今日も、やっぱり桜宮が可愛い。
艶々光る唇にキスしたい。
水色の瞳に涙を浮かべさせて啼かせたい。
シャツを巻くって乳首をしゃぶり、舌でコロコロ転がしたい。
そう、それ以上を含む意味で桜宮が可愛くて仕方ない。
好きになる以前に、俺は桜宮の身体に反応しすぎっ
父さんには「コントロールだけは出来たようだな童貞バカ息子」絶対にこの状況を把握した上でニヤニヤ嗤われた。
俺にしか聞こえないよう声は落としてくれたけど、姉貴は何か勘づいてそうだし、あまり顔を合わしたくない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
108 / 1034