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6-6 個室
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俺とヤマ、飛鳥さんにはインタビューと言う次のスケジュールが控えていたのでお説教からも早退。
清人さん一人置いていっていいのか心配になったけど、陽太さんは遥馬さんには甘いらしく、すぐに終わるよとヤマも飛鳥さんも気にした様子はなかった。
車に乗り込み、菊川物産本社ビルへ向かいながらの打ち合わせ。
「倭人と奏ちゃん、社内と社外誌が二社で合計三件。
倭人はαモード全開で受けること」
「えぇっ、今更αモードを奏に見せるのか?
恥ずかしすぎて、む、無理っ
奏に笑われるっ」
なんの話だ?
車内で息を吹き替えし、楽しそうに指示する助手席の飛鳥さん。
ヤマは、両手で顔を隠し隣で首を降っている。
「αモードって?」
「ふふふふっ、奏ちゃん聞きたい?
倭人は陽太さんに育てられてるから、家ではこんな感じなんだけど、まさか菊川物産御子息様がこのまま外に出たら不味いじゃない?
パーティ含めた外交向きに、α層としておかしくない振る舞いを強制実行させるときの社長命令なの」
「へぇ~」
俺の擬装αみたいなもの?
その時の俺は、甘く見ていた。
そしてヤマも、俺の反応を外していた。
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