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6-28 個室
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「相変わらず、お前の家は狂ってるな。
しかも、由良がお前の番なんて・・・生きてるだけでも良かった、か」
「酷い言いようですね。
家については、全くもって否定はしませんがね。
由良は一般受けしませんから、あの場所では価値が低かった。
俺は由良の救世主、もっと言い方がありません?」
二人の薄ら笑いに息が詰まる。
聞いてる感じ、二十年前に陽太さんがΩ風俗で働いているとき出会って、萩野が由良さんを選んだってことだよな。
ん?
「萩野、二十年前ならまだ十二歳だろう?
Ω風俗は、成人してからって俺には・・・」
バンッ
俺の話を、陽太さんが目を見開きテーブルに力一杯両手をついて遮る。
「お前、桜宮家の御子息に何を吹き込んでるんだっ」
「それも含めて教えるのが今の俺の仕事です。
陽太様についても、しっかり教材にさせていただきましたよ」
萩野が、ヘラリと嗤う。
陽太さんが、唖然とする。
うん、この二人は出来るだけ会わせないようにしよう。
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