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7-5 見世物
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ショック。
でも、思った程じゃなかった。
一年かけて、飛鳥さんのプロフィールに目を通し、好みの料理も萩野に教わり、愛読書や映画も全部見た。
飛鳥さんの番になるために費やした日々は元から不要だったとわかっても。
今の番は、ヤマだから。
Ωの俺が、これからの自分の全部を賭けたのはヤマだから。
番に『もしも』は存在しない。
「さすがに、Ωの発情フェロモンには抗えないし。
出てくるまでに屋敷から離れるよう社長にもお願いして、こっそり抑制剤を使おうと思ってたのよ。
後からうなじを噛んで、一緒に嘘ついて貰えばいいかなって。
まさかこんなことになるとは思ってなくて、改めて迷惑かけてごめんなさい」
頭を下げる飛鳥さん。
気にしてませんと慌てる俺に、飛鳥さんは自分の覚悟を見せてくれた。
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