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9-19 特別棟
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「カ、カナ、怒ってる、よな?
ごめん、こんな頼りない番で。
俺、全然コントロール出来てないし、自分のことしか考えてないし。
俺がもっとしっかりしないと、カナのことまで悪く言われるもんな」
顔が赤くなったのを、怒りと捉えたヤマはあわあわ情けないくらいに焦り出す。
連日美人でグラマラスな上級生から、編入仕立ての可愛い同級生、清楚系もギャル系もあらゆるαから告白されてもなびかなかった姿を見ていただけに、今のヤマは、俺に可愛いを連呼する姿は。
熱に浮かされてるとしか思えないはずだったのに。
俺を映す瞳は、とても真摯で。
久しぶりに息がかかる距離で見たヤマの顔や、膝に乗せられたこの体勢に、今更ながら意識している自分が恥ずかしい。
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