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13 過去
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次の日学校に行くと、昨日の男性が同じ教室にいた。
『おはようの挨拶もなしか?』
席を通り過ぎようとしたときにそう言われた。
『同じクラスだったんだ。』
『知らなかったのか?』
『昨日は煙草のことで頭いっぱいだった』
『ヘビースモーカーか?』
『そうかも』
『俺はレザン』
『…ケーゼ』
レザンは休み時間の度に俺に話しかけてきて、ディザート区の話をしてくれた。
レザンはよくモテて、ちょこちょこ彼女が変わっていた。
本人曰く
セックスしたら飽きる。
らしい。
セフレにすればいいって言うと
お前そんな言葉知ってたのか。
って言う。
『お前にも隠れファン結構いるぞ?』
『興味ない。俺彼女いるし』
その時少しだけ、レザンが寂しそうな顔をした。
その夜彼女に別れを告げられた。
『私にもっと興味を示して欲しかった』
君が付き合ってほしいって言うから付き合ったのに。
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