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「ハハハっ、弥月くん顔真っ赤」
声を上げて楽しそうに笑われて、さらに顔を赤くしてしまう。
「く、黒瀬さんがいきなり…っ」
「れーい。ほらほら呼んで?」
「…っっ」
呼べなくて困る。
ただの名前なのに、なんでこんな簡単に呼べないんだろう?
「早く呼ばないとキスするよ?」
意地悪そうに笑った黒瀬さんがちゅっと唇を重ねてきた。
そのままなんども触れるだけのキスをされて、俺の心臓ホントに持たない…!
「れっ」
「お」
「れ…い…」
「うん」
「れ、い」
じっと目を見つめられる。
もう一回。そう目で伝えられてる気がした。
「玲…」
「よくできました。弥月」
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