アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
戻れはしない関係
-
次の移動教室に向かうと、何人かが心配した顔でこっちをみていた。
「弥月!大丈夫か?」
「具合悪くなって帰ったって聞いたよ」
「朝も二人いつもと違ったし、何かあったのかと思った…」
「でも、仲直りできたみたいだね」
俺たちのことを気にかけてくれてたみたいだ。
クラスメートが心配して声をかけてくれて、少し顔が緩んだ。
「大丈夫、ありがと」
「俺たち仲良しだしな〜〜」
「近い、バカ」
いつもみたいに肩を組まれても、嫌じゃないけど玲に後ろめたくなる感覚がするから、できない。
光の気持ちを知らなかったら、こんなことされても近いって離れようとしなかったけど。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
62 / 65