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あれ以来秘書さんは質問をしなくなった
「…よし、これでお終い」
「では、すぐに車のご用意を」
「君さ俺に聞きたいことあるんでしょ?」
「…え?」
「聞いていいよ特別にね」
「…では、恋愛対象は男性の方でしょうか?」
「うん」
「その指輪のお相手って…」
「あ、気付いた?」
「先ほどお会いした時表情に出ておりましたので…」
「そっか…早く会いたいなぁ…」
「あ…お宅にお伺いした時もいらっしゃいましたよね…」
「同棲してるからさ」
「ご結婚はどこで…」
「アメリカだよドッキリだったからさ」
「そうですか…遅くなりましたがご結婚おめでとうございます」
「ありがとう秘書さんはしてないの?」
「えと…㊚…とゆうか…女の子…ですね…」
「女の子?」
「オネエ…なんですよ…」
「そっか〜それでも自慢だったりする?」
「…はい」
幸せそうに笑ってる秘書さん
その頃にL●NEがきた
『旦那さん 今日俺が作るけど何がいい向かえに行く』
『俺 俺の大好物はなーんだ♡疲れてるでしょ?いいよ』
『旦那さん 生姜焼きか。お前に会えたら癒やしだし向かえに行く』
「車の準備いいやイケメンが会いに来るから」
「イケ…?」
「旦那さん」
「あぁ…では、失礼します」
「あれ?彼氏さんは?」
「もう…寝てるかと…」
「送ってみたら?」
「…そうですね…」
スマホを取り出して睨み付けてる秘書さん
『俺 じゃあ頼もうかな』
『旦那さん すぐ行く』
「ううん…」
消しては入力しての繰り返し
「あ、でもお肌の為に寝ているかもしれないので今日は一人で帰宅します」
「電話してみたら?」
「えっ…あ…!」
スマホを借りて←
電話をかける
「辞めません…?寝てるかもしれませんし…」
『ちょっと〜遅いじゃない何してるよ』
「あ、ごめんね?俺、山口さんの上司なんだけどさ」
『智也になにしたのよ!』
ん…?智也…?
「いや…ごめん、山口さんって男なの…?」
『あら?気付いてないの?』
秘書さんを見るとそっと目を逸らす
初耳だな…
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