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かくす
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俺は結局、昼に目覚めた。
夢だ、と決めつけていたがそれは違った。
やはり、何本かのコードが俺の体から生えている事実。現実。
こんな体になってしまったからには、どうやって隠そうか悩む。
幸い、頭からは生えていないためなんとか隠せそうな雰囲気だ。
だが、問題は沢山あった。
例えば、沢山のコードをパーカーの中に隠したとしよう。
コードとパーカーの生地は密着し、擦れる。
つまり、コードが性感帯となっている俺はいつもいつも興奮することになる。
まあ俺は仕事もしていないし公の場に出ることはほとんどないのだが問題は明日だ。
明日はフジとヒラでマイクラの収録がある。
しかもあいつらと撮るとなると数時間雑談してから、というパターンがお決まりだ。
…となると俺の家に泊まることにもなりかねない。
「…………」
別に明日キャンセルしてもいい話だ。
けど結局視聴者を待たせるだけで、結果収録しなければならないのだ。
じゃあどうやって隠そうか。
結局コードに何かが触れたら興奮するのだ。
「もういっそあいつらに言ってしまおうか…」
それが1番早いと思った。
素直に言ってしまった方が早いはずだ。
絶対信じてくれないが、言うしかない。
あいつらの前で1人興奮するわけにもいかないし、俺にはそんな趣味は残念ながらない。
「よし、決めた」
もういい、明日言おう。
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