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地下へと続く階段を降り、薄暗い闇が2Rを飲み込んでいく。地下の研究室にはどれも重厚な扉で明らかに上の階とは明らかに雰囲気が異なる。
厳重に何かを隠したい。そんな思惑が形となった建物の作りだ。言葉を借りるならば怪しいと言ったところだろうか。
何重にも敷かれたセキュリティーが張り巡らされていただろうが今となっては使い物にもならない。お役御免だろう
『“生命体反応してあり、戦闘用意”』
2Rのオレペーションシステムが生命体反応を察知した。
1km先...《01022》と表記された研究室からだ。
何かのバグではないか。動物などの生命体に反応することはあっても戦闘を予想したオペレーションは発生しない。
攻撃対象となる生命体がこの星にいるわけがない。
人間や生物兵器、人体兵器にしか戦闘オペレーションは発動しないはずだが...まさか...いや、兵器類はみな処分されたはず、ましてやもう人類がいなくなって数百年経つ、アンドロイドでもない限り、処分を免れても自己での生存は困難なはず...
もう使用することがないと思っていた接近戦闘用ナイフを片手に構え《01022》と表記されている研究室の目の前まで来た。
《“警告警告...生命体反応にあり、直ちに戦闘に移行”》
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