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ようやくついた部屋に入ると
兄と隣に居る女性の方が居た。
「碧、悪いね」
「……ううん。離れの方が安全だね」
兄さんはわからないと思うけど…
離れの方がいい。
「碧、俺ら結婚する気ないんだ。彼女には付き合ってる方が居る」
家のためにって言われたのだろう。
坂井家と神藤家だもんね。
〈俺がダメなら碧と結婚させようと考えてる。それは両親は許さないだろうから〉
確かに
坂井家と関係は良好だけど
結婚させようと考えてる家とは切るだろう。
「兄さんはどうしてほしいの?」
「もし、彼女の人生を選んだらどうなる?」
「きっとこの家の者が許さないと思う。かと言って…彼女の付き合ってる方が納得するとも思えない」
見えてしまった。
彼女の人生を狂わすことが…
これを言っても…
対処できない。
「碧、なにを考えてる」
「俺がこれから言うことは独り言です。彼女の人生を狂わすことがおきるかもしれません。その相手は…」
「碧様、時間です」
龍樹によって言えなかった。
ごめん…
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