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計画的に、これからも
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その後、軽くシャワーで流して、死人のように2人で風呂場を後にした。・・・・馬鹿だったな、うん。のぼせるわそりゃあ。風呂だもの。
とりあえず水分を取って、そのまま俺のベッドにダイブした。
「・・・・・・。」
「・・・・。」
「ヤっちゃったな」
「・・・・ごめん」
「何で謝んの」
「・・・・なか、だしちゃって」
ぶわあっと顔に熱が集まる。なんか恥ずかしいもうどうしよう・・。抜かれるのが嫌でつい、中にだしてとか言っちゃったし……無理、極限に恥ずかしいし、しかも中に注がれてる、って相変わらず熱いな、とか思って。どくどくと、中が満たされていくから、このまま子ども出来たらいいのにとか思って、たりした……頭沸いてる。俺。
「・・・・俺が言ったから・・・いいっつの。」
「・・・・晴間」
「やり直し」
一瞬は?って顔されたけど意図を理解してくれたらしい。
「建斗」
「……ん、なに」
何か自分で言っときながら……恥ずかしー!!!!この事後の甘い雰囲気に呑まれそうになってくる。
スリッと擦りよってきて頬に手を添えられる。デコに、まぶたに、鼻に、頬に、耳に、ちゅっちゅっと小さなキスが降ってくる。
「はは!くすぐったいから・・」
「んー、ちゅっ、・・・・何か夢みたい・・」
「なんでだよ」
「俺の1年間の片思いが成就したんだなあ・・って思って。」
「は?!1年間?!」
「・・・・言ってなかったっけ。」
「・・・・一途だな、意外と」
「失礼なやっちゃな!!一途だよ俺。でも、一途になったのは・・建斗が初めて。」
「・・・・そう。」
・・・・何言い出すのこの人。照れ隠しに真の首に腕を絡めて顔を隠すように抱きついてみた。しかもさっき色々エロいことしたからかしんないけど、何か・・・・すごいんだけど、色気、むんむん。上半身は裸だし、少し気怠そうな顔に、たまに髪をかきあげる仕草が様になる。大人の色気むんむん。この王子様。
「あのさ・・・・」
「なによ」
「・・・・こないだの・・・・電話なんだったの・・」
「っ!だっ!痛っ?!おま、しつこい・・・。」
勢いよく顔を上げたら真の顎に後頭部がクリーンヒットした。いてえし・・
「・・なんか気になって。」
・・・・。まあ、今更か。
「真の声聞いてオナってただけだよ」
首に腕を回したまま、またぽふっと顔を胸に埋めてぼそっと呟くと、真の肩に違和感を感じた。・・ん、なにこれ。肩口をのぞき込むと、複数の傷跡。みみず腫れみたいになってる。
「おい、肩すごい痛そうになってっけど・・何したんだよ。消毒す・・・・、」
すげー顔真っ赤にした真。・・・・へ?どうした?!
思わず凝視すると、視線に気づいて、顔を横に背けた。
「俺・・で、ヌけるんだ。」
「・・・・え、お・・、おう」
それかよ、そんなに赤くならないでほしい。恥ずかしい。2人で顔赤くして見つめ合ってどうすんの。
「ていうか、背中・・」
「・・あーこれは平気。」
「平気じゃねーだろ、腫れてる。」
「いいの、勲章なの。」
・・・・。
「・・・・もしかして・・俺?」
恐る恐る尋ねると、こくんと頷かれる。・・・・頭抱えたい。
「・・・・ごめん。」
「だから、これは勲章なんだって。」
っ、そんな嬉しそうな顔すんなよな・・・・!!ゴロゴロ甘えてくるこいつは、俺の彼氏で、恋人・・。何かすげえや。
「・・・・大学卒業したら、結婚しような」
「なっ・・!!も、いきなりすぎ・・」
「告白は取られちゃったから、プロポーズは俺からしようと思って。」
「早いわ!・・・・俺だってしたいけど」
「建斗・・!!」
「重い・・のしかかってくんな。まあ、でもアレだな。さっき・・、子ども出来たらいいのにって・・。思っちゃったわ、うっかり。」
「え、俺も・・、同じこと・・・・思ってた。」
バチッ、目を合わせて・・・・笑った。何そんなところで以心伝心してんの俺ら!!
こうやって俺らは本当に同じ大学行って、卒業出来たら結婚しちゃいそうだよな、なんて。また、2人で笑いながら。
お前となら・・どこまででも。一緒に歩いて行きたい・・・・そうやって思えるから。
2年間も想ってくれていたお前なら俺のこと、計画的に捕まえ続けて、離さないでいてくれるだろ?
俺もお前のこと、離してやらないけどな。
これからも、いつまでも
隣を見て目をつむって、唇を重ねた。
Fin
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