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雨宮です
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雨宮真16歳。今恋しちゃってます
そのお相手はまさかの同い年の男で、友達。
仲間内で遊んでるとき、ふと晴間は遠くを見て目を細める時がある
馬鹿な仲間と馬鹿なことをして過ごす時、ずっと爆笑してたのに気がつくと
そうゆう大人っぽい顔をフッと一瞬するんだ。
目を奪われた
男の顔に友達の顔なのにきゅっと胸が締め付けられて。
それからも意外と真面目に授業を受けるとこ、図書館で本を下校時間ギリギリまで読んでたりするとこ、そして仲間内で成績がダントツに良いとこ、近くによるといい匂いがするとこ、目の色素がうすいとこ
晴間の色んなことをしっていくたびもっともっとって知りたくなって
もっともっと好きになっていった
自分でも自覚したときは驚いたんだ
マイペースな俺にしては本気で驚いてて、そんで本気で悩んだ。
悩みすぎた末に
学校で配布された相談窓口?みたいなとこに電話して相談してもらったりしてた。
そう、あれ。名前言わなくていいやつ。たいてい「おいお前ここ電話してみろよ!ぎゃはは」
みたいに生徒達に遊ばれる細長い紙を、鞄をひっくり返して探して
捨ててなかった過去の自分にお礼して電話した。
もう必死だったんだ。本当に 笑っちゃうくらい
友達に相談したりは絶対にしたくなかった。どいつもこいつも信用なんて出来なかった。
だってもしソイツが口を滑らせたら?それがもし晴間の耳に入ってしまったら?
それを想像するだけで鳥肌がたったね 恐怖だよ
晴間に拒絶されたら、軽蔑された眼差しで見つめられて「もう二度とはなしかけんな」
とか言われたら。・・・・・・たぶん晴間はそんなことは言わないけど
その時の俺は動転してたんだよ
藁にもすがるおもい っていうのかな
でも本当に助かった電話のお姉さんどうもその節はお世話になりました。
そう俺は大事なことを見落としていたんだ。
アイツ
・・・・・・・・・・・・彼女いんじゃん
そう、それをすっかり忘れてた俺はお姉さんに相談しているときに思い出し
お姉さんに同性を好きになるのは悪いことではないんだよっていうことと
彼女さんがいるうちはどうにもこうにも出来ないわねっていって笑いあった。
いくら俺が人よりモテるといっても男相手で女の子に勝てる気は全くしなかったし
なにより奪い取ろうという気は微塵もなかった。・・・・幸せそうな顔してたし
だから俺は友達の中では晴間の一番になれるように、
晴間大好きオーラがでないように気を配りつつ、勉強したのだ。
言っただろ?晴間は頭いいんだよ。
密かに志望校を聞き出した俺は立ちくらみしたわ。バスケ詰めだった俺は授業中が睡眠時間だったんだからしょうがない
でも、バスケの時に培われた集中力は多大なる活躍をみせてくれた。
俺って実は頭よかったんじゃね。
これもひとえに恋の力?ははっ
きもちわる。
そもそも俺は明るいムードメーカーでもお調子者でもなんでもないんだよ
この年にしては冷めてる、と思う。執着したものなんてなかったし、まあバスケは楽しかったけど無くなったからって発狂するほどのものではなかった。
そんな俺を本気にさせるなんて、やるねえ建斗くん。
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