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学校生活
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俺の傷心な時でも学校生活は順調に過ぎていく
雨宮といた俺は自然とクラスの中心にいるようなグループの奴らと仲良くなっていて気づけば
入学からニケ月たった。本当にコミュニケーション力の高い奴だよ全く。
今ではもう俺の人見知りもほとんど解けていた。
人見知りっていっても知らない奴に声かけるのが苦手なだけで慣れるのは早いほうだ。うん。俺のハイスクールライフも順調である。ここに華をかざる可愛い女の子がいればもう俺は勝ち組だ。そう!どこにいるんだ俺のマイハニーちゃん
「キョロキョロしてどうしたの。傷心な建斗くんを癒してくれる可愛い女の子でも、探してたのかなあ?」
いっつも晴間としか言わないのに、建斗くんなんてわざと気持ち悪い呼び方でちょっと強調するようにそこだけ大きめの声で話しかけてくるバカの方へと振り返る。なんでこんな察しがいいんだよコイツ。あーやだやだ些細なことでも見逃さないって?女にもてる奴は違うねえ?真くんよお
ただのバスケバカだと思ってたし俺の中学時代のお仲間達はみんなオツムが弱い。だから高校は1人かって思ってたらコイツだけ俺のレベルについてきた。雨宮みたいな奴のことを俗世ではハイスペックと言うんだろう。それに俺の思ってること今みたいに当てられることなんて少なくない。でも目敏いな、って思ってるとバカみたいなことをいきなりやらかす。付き合いは二年くらいだけど未だにこの男のことはよく分からない。成長期か知らないけどだんだんでかくなっていく体とアホ面を見てると大型犬を連想されるからコイツの目敏さは野生の勘なのかなってことで落ち着いた。
「ピンポンピンポン!正解した真くんにはー?なんと、俺に女の子を紹介する権利が与えられマース!やったね!」
なんてバカみたいなことを言いながら雨宮の肩に手をおいて可愛いくて優しい子で頼みまーす!っていっておいた。俺たちのショートコントをみてた仲間達が寄ってきてまたバカ騒ぎ。そのまま話題は雨宮のハイスペックの話になった。1人くらい本気で譲って頂きたいものだ。
高校では部活に入らないなんてぬかしたことを言いやがったから、せっかく自分に向いてて熱中出来るものがあるなら続けろって説得しまくってたら折れてまた高校でもバスケをやってくれた。そのおかげで中学の再来とばかりに女の子から黄色い声を浴びせられるようになった雨宮はどんな子でも選びたい放題だろう。
「つってもいいよなあ雨宮は!」
「お前もうすぐファンクラブできるじゃないの?」
なんてダチの言葉にうんうん頷いてて、ふと思った
「あれ、お前なんで彼女作らないの?」
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