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さて…
体育館には着いたんだけど…
何だろうね?
この騒々しさとむさ苦しい男臭しかしない空間は。
これぞ、男子校!…みたいな感じだね!
まぁ、そんな事はどうでもいいんだよ。だって、今の状況が危機的なんだもの。
とてもじゃないけど入りたくない。入る気がしない…
何より皆さん、背がとても高いみたい!!
僕は161㎝しかないですけど、何か!??
ついでに“チビ”とか“可愛い”みたいな容姿に関する事は禁句だからね!!!
言った奴は、問答無用で殴り飛ばすから!
ふぅー…なんかスッキリしたぁ?…
ドンッ
『っ!!!』
突然、後ろから何か大きなものがぶつかってきた。
…頑張って、踏ん張りましたけど。
「くそチビ。入口で止まってんなよ。邪魔だ。」
当たってきた上に禁句を発した奴を一目見ようと、振り返る。
『…………』
…なんか、どこにでも居そうな、不良クンだね。
何か、新鮮味がないよね、こうも在り来りだと。
「あ゛?んだよ?」
緑の髪なんて、センス悪すぎ。せめて、メッシュくらいで止めとこうよ。
『………』
なんか可哀相な子に見えてきたし、さっきの事は水に流してあげよう。
でも次言われたら、容赦は…
「おい、くそチビ!!」
……しないけどねっ!!!
前に進みかけていた足を後ろにひいて、その逆の足で回し蹴りをお見舞いしてやった。
綺麗に鳩尾にきまったのか、腹を抱えて倒れ込んでしまったみたい。
ふんっ!!!容赦しないって言っただろ!
(口には出してないけど…)
僕は不機嫌さを隠さずに、自分のクラスの元へと歩いて行った……――
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