アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
自己紹介。
-
「あ…これぐらい痛くないから大丈夫だ。
それより、君が無事で良かったよ。」
黒い服のサラリーマンの男性はそう言いながら僕の頭を撫でた。
「(この人の手大きい…)」
「あ、あのせっかくですから、
お名前だけ…教えて貰ってもいいですか?」
「そう言えば名前言ってなかったね。
俺の名前は山吹夢だ。
夢って女みたいな名前だけど宜しくな。」
サラリーマンの山吹さんか…。
「えっと…僕は三羅木悠です。
よろしくお願いします。」
ちょっとぎこちなかったかな?
僕は頭を下げながらそう思った。
「三羅木悠君か。
かっこいい名前だな。」
「あ、ありがとうございます。
お礼に出来立てのお弁当を安くしますね。」
お礼にと僕は思い山吹さんにそう言った。
「本当か、助かるよ!
今月お金があまりなくてね(汗」
山吹さんは恥ずかしそうに言った。
「(ふふっ…可愛い…)」
僕は思わずさっきまでの山吹さんと雰囲気が違くて笑ってしまった。
「あ、いつも買ってる唐揚げ弁当がいいかな?」
「わかりました!
ちょっと揚げてきますので少々お待ちください!」
僕は山吹さんにそう言って店内のキッチンのところまで行った。
ジュゥ…
「いい匂いだな…。」
タタタッ
「お待たせしました!
えっと、112円になります。」
チャリンッ
「はい、112円」
「ちょうど頂きました。
レシートが出ますのでお待ちください。」
ピッー
「レシートになります。
ありがとうございました!
また、お待ちしております。」
「ここの唐揚げいつも美味しくて
好きなんだ!また、買いに来るな!」
山吹さんは左手を上げて左へ曲がって行った。
「(山吹さん、優しい人だったな…
また買いに来るって言ってたし
…会ったら声かけような?)」
僕はそう思いながら、今日1日の仕事を終えた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 17