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新入生歓迎会。3
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夏side
桜たちが出て行った後をついて行く。
すると、寮の部屋だったので
僕も一緒に入れてもらうとすぐに座り話し出した。
アオくんの話によると
鬼ごっこの景品は逃げ切れば旅行に行けるらしい。
ただし、捕まれば一週間その人の言いなりだとか
捕まると面倒な事になりそうだ。
「ねぇ、旅行って誰と言ってもいいの?」
「多分、大丈夫」
「ふぅん…」
桜の様子が少しおかしい気がしたが
瞬きした後は、いつもと同じ顔をしていた。
だから、桜が何かに悩んでいる事に
全く気付く事が出来なかったのだった。
「逃げるの、大変」
「アオは運動苦手なの?」
「わかんない」
すると横から、意外な答えが返ってくる。
なんで知っているのかは不思議だが…
「アオは運動得意だよ」
「そうなの?」
「雪と同じくらいなんでしょ?」
「うん」
桜の弟がどれほど出来るのか知らないが
運動が苦手でないのならよっぽど楽しめるだろう。
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