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冬休み 1
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夏side
あの後、桜は仕事を成功させたみたいでモデルとして、
活動をし始めた。とは言っても始めは女優さんを引き立てたりする役が多い。
「あれ?これ前向いてる」
「ん?あー、それね。雪がとってきた仕事だからメインでやらせてもらったの」
「へぇ…」
「まぁ、コネだから他の人からは良い顔されないけど。 だからこそ、文句無しの一発オッケーを出してきた」
軽く言ってるけど、かなり裏で努力したんだろうな…。
僕も頑張らないと…。オーディションそんな簡単には受からないと思うけど、絶対に受かる。
「あ、そうだ。僕のところ、俳優志望の子のレッスン教室とか開いてるんだって。あと、オーディションもやってるそこ受けてみない⁇」
「……」
「もちろん。コネとかじゃないから、夏の力でって事だよ僕ね。夏が俳優になりたいって言ってたの聞いてから、
隣に立って恥ずかしくない立ち位置を手に入れるために、モデルになることを決意したの」
「そうだったんだ……」
色々驚き過ぎて、ちょっと上手く飲み込めなかったけど、人前が苦手なのにモデルになろうと思ったのは、僕と
ずっと一緒にいるためだったって知って、嬉しくなった
「嬉しい……。僕も、絶対夢叶える!」
「うん。夏の演技がテレビで放送させるの楽しみにしてるお互いに頑張ろうね」
「うん」
とりあえず、桜が所属してるところの演劇レッスンに
行ってみようかな。何よりもっと技術を身につけないと…
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