アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
奴隷 しません
-
志麻side
俺は、世界一最低な人間なのかもしれない
それは、センラくんのある一言から始まった
「センラ、志麻くんのことが好きなんです」
本当に、すごく嬉しかった
だけどこの世は甘くないであろう
俺らのことを受け入れてくれる人は少ないと思う
だから俺は
「そう…なら、奴隷になってよ」
そう言った
恋人の関係になってセンラくんを傷つけたくなかったから
今となってはこういうこと自体が傷つけてるんかな
と思うことがあるけどな
「センラくん、俺、最近欲求不満なんだ
舐めてくんない?」
「はい…いいですよ」
「ん、ふ…しはふん、きもひいれふは?(志麻くん、気持ちいですか?)」
「あぁ…っ、気持ちいい…」
咥えたまま喋る、その顔がとても愛おしい
(ドキン)
だめだ…この思いが、溢れ出てしまう
「おへ…しはふんが…ふきれふ…(俺 志麻くんが 好きです)」
「っ…!! お、れも…っ」
「ふぇ?」
「俺も…、センラくんが好きやで…」
言ってしまった
だめなんだ、彼を傷つけたくないんだ
センラくんを見ると
彼は、笑いながら涙を流していた
「ぷはっ…ほんまですか?」
「あ、いや…違くてその…」
「どっちです?」
センラくんの顔が近くなり、顔が熱くなる
「俺は…センラくんが好きやった…
でもみんなに受け入れてもらえずに傷ついて苦しむセンラくんが見たくなかってん…許して…ほんまにごめん…」
泣いてしまった俺を、そっと抱きしめるセンラくん
「…受け入れてもらえなくて悲しいなんて、そんなん志麻くんやて同じやないですか…それに、もしみんなが受け入れてくれなくても俺達が幸せならそれでいいと思う
俺らのリスナーや、うらたんやさかたんやって
みんな、俺らのこと応援してくれると思いますよ
俺らが信じなくてどうするんですか」
ふふっと笑ってから「可愛ええ人ですね」と言い
俺にキスをした
あぁ、俺は今まで何をしていたんだろう
何を恐れてセンラくんに酷いことをしていたんだろう
もっと、もっと早く気持ちを伝えてればよかった
だけどもう、俺は幸せを掴んだんだ
この幸せは絶対に逃がしはしない…
「ありがとうセンラくん…大好きやで」
「センラだって志麻くんのこと大好きですよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 33