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昼 そらまふ
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僕達は、お仕事を共にすることが多い
同棲してからはほとんど2人で歌っているし
フェスなども2人で会場へ向かったりする
途中、ファンの子に会うと驚かれる
『え、そらまふですか?!
2人に会えるなんて嬉しい!! デートですか?←』
『きゃはっ!ちょっと、やめなよぉー笑』
ま「あー…ごめんね、僕達急いでるんだ」
そ「そうそう、ごめんな。
ほら、まふ行くぞ」
後ろからひそひそと『2人絶対付き合ってるよ 笑』
などと言われることもしばしば
なーんて事を思い出していると
ふいにそらるさんに頬をつつかれた
「どした、考え事?」
「いえ…僕達って世間からどう見られてるのかな、と」
「俺達が?なんで?」
「ほら、たまにファンの子に聞かれるじゃないですか
付き合ってるんですか?って
きっとみんなはネタで聞いてると思いますけど
僕は、その事をネタにされるのが嫌だな…って思って
でも、だからと言ってそらるさんと本気で付き合ってるって言ってそれを受け入れてくれるかって言ったら…分からないじゃないですか」
「そんなこと考えてたのか
まぁ、俺らがどうであれ
リスナーを信じるのは俺ら次第じゃないか?
無理に受け入れてくれ、なんて頼まないけど
俺らを応援してくれる人に支えてもらうよ」
「うん…そうですね」
「お前が不安になることなんて何もないよ」
そっと抱きしめてくれるそらるさん
僕がそらるさんの顔を見つめると
ん?っとしたような顔で見つめ返される
恥ずかしくなった僕は
そらるさんの胸に顔を埋めた
「どうしたんだよ 笑」
「いえ、なんでもありません…」
ドクドクと鼓動が早くなるのを感じる
そらるさんと顔を合わせるだけで
こんなにもドキドキしちゃうから
僕はきっと、重症なんだろうなぁ…
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