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対峙
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「…な、せ……離せ!」
ユキトは持てる力を全て用いて暴れ出す。
少年が、父親に望むまま抱かれていたのは嫌われたくなかったから。そして拒否した場合の仕打ち――ユキトは所詮中学生の身だから子としての弱みは幾らでもある――が恐ろしかったからで、いつだって逃げたかった。
もう二度と、好きな人以外に抱かれたくない。南倉に申し訳ないし、南倉じゃなきゃ、嫌だ。
「離せよ!退け!!」
ユキトは何とか上体を起こそうとする。そのために、自由になった腕を武器として最大限に生かした。
思った以上の抵抗に煩わしくなった長谷部は舌を打つ。ユキトの体を軽く引っ張り上げると、ぐるりとひっくり返した。一気に仰向けからうつ伏せになったユキトは固い地面に胸を潰され呻く。
「坊っちゃん、諦めてヤられて下さいよ」
そう言われて『はいそうですね』なんて言えない。
ユキトは視界も体位の不利にもめげずジタバタする。靴を履いていないので威力は半減するも、のし掛かる上の体を踵で蹴りまくった。「鬱陶しい」と長谷部は嘆息すると腕を伸ばす。
「ぁ…?ひぅっ」
後ろからの他人の掌がユキトの腰を上げさせる。と同時に、少年のベルトが外された。
カチャッと片手で器用に脱がされると、下着の中に無遠慮に手を突っ込まれる。中心が掴まれユキトは血の気が引いた。嫌な予感しかしない。
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