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家庭内事情
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「出すだけ出して…」
浴室で溜め息を吐きながら、ユキトは散々弄られた後孔に指を差し入れる。
親にレイプされて自分で後処理しなきゃならないとか、どんだけ地獄。自分の体とはいえやりたいものじゃない。未だに少し怖いし。でも放置すると腹壊すし。
「あっ…ぅん…」
――何て声出してんだ俺…
自己嫌悪に苛立ったユキトは、中で強引に指を曲げ父親の精子を掻き出す。シャワーの水に薄れて流れていくそれを虚空の目で見下した。
「う、ぐッ…」
何で実の子にこんな行為が出来るのか分からないし、分かりたくもない。喉元までせりあげる吐き気をどうにか堪える。口元を強く押さえる掌が小刻みに震えた。
――吐かなくなっただけ、良いのか?
そう思い嘲笑する。
少し前までユキトは犯される度に嘔吐していた。泣きながら。
今はもう、泣きたくもない。
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