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小包
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――あ、ビデオメッセージとかだったりして
号泣しながらの、とユキトは微苦笑しつつパソコンを起動させる。DVDが読み込まれている間に、机上にあるポストカードを眺めた。
旅行中に自分用に買ったものだ。幼い女の子と男の子――姉弟っぽい――が描かれており、女の子が少し稲田に似ているので購入してしまった。フランス製なので当然外国人風なのだけれど。向日葵のような笑顔が、とても似ていた。ユキトは微笑む。
その、瞬間。
『いやあぁあああッ!!』
パソコンから流れてきた高い声に、ユキトはビクッと肩を跳ねさせた。慌てて画面に目を向ける。そして―――硬直した。
そこに映っているのは、予想通り稲田だった。
しかし穏やかな表情では到底無い。恐怖に青ざめ、泣き叫んでいる。その彼女を数人の男たちが押さえつけ、メイド服を乱暴に破っていく。
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