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「あの、目が覚めるまで待たせてもらっていいですか?」
「構いませんよ」
「ありがとうございます」
それから、特に会話もなくいくつも扉のついた長い廊下を歩いていく。
「こちらです。用事が済みましたら扉の横についている電話でお呼びください。お迎えに行きますので」
「ご丁寧に、ありがとうございます」
「あ、あとこれ。どうぞ」
そう言って手渡されたのは誰かの名刺のようなもの
「彼の名前です。ではごゆっくり」
そう言ってスタスタといなくなってしまった。
手元を見るとその紙には
『成宮 翠』と書いてある。 なりみや すい?
読み方は正しくは分からないから目が覚めたら本人に聞いてみよう。
そして、そっと扉を開いた。
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