アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
苦しい
-
その日の夜、施設員さんがやってきて夜ご飯としておにぎりを1個渡された。
毎回、ご飯はおにぎり1個と決まっているのだが俺はこのおにぎり1個も最後まで食べられない。
途中で吐いてしまうから。
今まで、おにぎり1個を完食したのは数えられる程しかない。
別におにぎりが不味いわけじゃない。だけど、口の中に何かが入るという感覚そのものが苦手で、気持ち悪くなってしまう
施設員さんは俺が吐くのを分かってるから部屋から出ていかずに袋の準備をしている。
食べるか食べないか迷う。
でも、食べないと怒鳴られ、それぞれ罰が与えられる。俺の罰は次の日の朝に施設長さんとえっちをする。というものなので出来る限り頑張って食べる。
吐いてしまっても、口にすれば罰は受けなくていい。頑張っておにぎりを口に運ぶ。
「っふぅ…うっ、っおぇ…っ」
吐くのはいつもの事なのに全然慣れない。
すごく苦しくて、頭がくらくらする
施設員さんに袋を当てられて吐く。
「ったく。いい加減ちゃんと食えよ」
とても面倒くさそうに言われる。実際、面倒臭いんだと思う。
毎日作ってきてくれているおにぎりを目の前で吐くなんて酷いことを毎回しているのはあくまで自分で。
申し訳ないし、食べれないのも悔しいし、苦しいしで涙があふれる。
「泣く元気あるなら食え」
そう言い残しバンッと扉を閉められた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 535