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頭痛
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もう、行っても大丈夫かと翠の元へ戻る
「翠、ごめんね。直ぐ終わらせるから」
「…うぅ」
よほど頭が痛いようで涙がぼろぼろと零れている。
だからあんなにイきたくなかったのか
早く処理して、楽にしてあげたい
シャワーを捻り翠の後ろへあてる
「…っや…やめっ、て…」
弱い力で必死に抵抗する姿に胸が締め付けられる
でも、ここでやめたら後でもっと辛くなる
シャワーを当てているとナカからとぷっと白いものが出てくる
それを何度か繰り返し、シャワーを止めた
「よく頑張ったね。ほんと、偉かったよ」
そう言って笑いながら頭を撫でてやる
すると、さっきまであんなにぼろぼろ泣いてたのに
「…ありがと、ございます……」
と、照れたように返してくる
俺も少し照れくさくなってしまって話をそらす
「で、どこも辛くないか?」
「……うん、大丈夫…です」
身体を拭いて翠を抱き上げる
「嘘つけ、頭痛いんだろ?」
「なんで、…知ってる?ですか…」
「見てれば分かるの」
「…あたま、……少し、いたい」
「知ってる。少し休もうな」
今更頑張って伝えてくる翠に苦笑を洩らしながらベッドに寝かせた
「翠、前髪あーげーて」
言葉を伸ばしながら こうやって。と、俺も前髪をあげてみせる
翠はその小さな手で薄い水色の綺麗な髪をあげて、おでこを見せてくれる
「ちょっと冷たいよ」
と、おでこに冷えピタを貼った。
「っ…なに、これ」
「冷えピタ。頭、痛いの治るよ」
「冷たい…」
「気持ちい?」
こく。と頷いてくれた。
「そっか。よかった、時間あるし少し寝な?」
「あんまり、…眠くない」
寝れないんだろ?そう言ってくれれば寝かせてやるのに。そんな言い訳の仕方どこかで聞いたな…
あぁ、柚か。
この2人本当似てるな
と、勝手に柚を思いだして苦笑した
あいつ、翠と会うの楽しみにしてたな
明日引き取ったらそのまま連れて行ってみよう
翠もきっと柚のことは好きになれる
「…あの、」
不意に翠に話しかけられた
翠から話しかけられることも初めてなような気がして、驚きつつもとても嬉しかった
「どうした?」
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