アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
進展
-
「あの、」
結構緊張している様子の翠。
「あの、名前。その、教えて、欲しいです」
びっくりした。翠が、自分から名前教えて欲しいなんて言うと思っていなかったから。
でも、凄く嬉しくて固まってしまう。
「あ、別にそんな、あの、ごめんなさい…」
はっとした。慌てて言う
「ごめん、嬉しすぎて。名前?名前はね遊。藤城 遊っていうの。覚えてくれる?」
「遊、さん。覚えます、ありがと…ございます」
「遊でいいって。それに、敬語も要らないよ」
「で、でも…」
「いいの。な?」
「…あり、がと」
「おう」
そう言って翠の頭をわしゃわしゃと撫でた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
44 / 535