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友達
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side 翠
亮と呼ばれた人は
「ちょっと待ってな」
と言って部屋の中を見た
部屋の中にはもう一人いるようで、わっ とか、あぁっ とか何か大変なのことをしているみたいな声が聞こえてくる
亮という人は部屋の中の人が心配なのかずっとみている
しばらくそのままじっとしていると、部屋の中にいた人が少し早足にやってきた
「すみません、お待たせしました!」
そういいながら、亮と呼ばれは人の隣で止まった
その人は亮という人より小さくて、左手に包帯を巻いているのが見えた
俺と目が一瞬あった
びっくりして遊の後ろに隠れようとしたけどその人がピタッて止まって動かなくなってしまった
左手が痛くなっちゃったのかなって心配だったけど、その人に話しかけることはできなくて遊を見上げた
すると、その人がハッとしたように動いた
左手は痛くないみたいだから良かったって思った
「お家入れる?怖くない?」
ってしゃがんで聞いてくれる
その人はふわって優しい感じがする
お家入れる?と聞かれたので部屋の中をチラッと見た。
部屋の中は指を挟むタンスも無いし、首を締めらるコードもない。ベッドも見当たらないし、このお家は怖いものがないなって思った。
だから、遊も一緒だし入れると思ってうん。って首を縦にふった
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