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帰宅
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side 遊
そろそろ家に帰ることにした
俺の家に入れなかった翠が柚と亮の家には入ることが出来た。
やっぱり何か違うのかな と思い、亮に聞いてみると
『コードは見えないようにしてる。まぁ、いろいろ気をつけてはいるよ。あと、部屋の色かな、白とか緑多めにしてる』
と言っていた。
亮と2人でいろいろと話していると柚が
『ごめんなさい』
って言っている声が聞こえて、亮を見るともう柚の方に向かっていた。
通り際にごめんなと翠の頭を撫でたらビクッとしていたので俺も翠のところに向かう
「柚、優しいだろ?」
と聞くと、優しい。可愛い。と言っていて少しは仲良くなれたのかなと安心した
翠はさり気なく俺の服の裾をぎゅっと握っていて、不安なのかなと頭を撫でてやる。
柚は少しパニックになりかけていたけど亮が大丈夫だと抱きしめて背中をさすっていた
柚はちょっとしたことで糸が切れたように怯える。
昔入院してた時も誰かに話しかけられたり診られたりするのを怖がって自傷行為用のカッターを持っていろんな階を隠れながら歩いていた。
そして、見つける時はいつも震えながら自傷行為をしていた。
対して翠は比較的パニックを起こすことは少ないと思う。
何かされたり、見たり、そういう直接的なことは怯えるけど不意に思い出して。とかは少ないと思う
とは言っても翠との生活もまだ始まったばかりなのでゆっくり向き合っていこうと思う
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