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優しい恋人 side柚
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side 柚
目が覚めるとカーテンの隙間から朝日が差し込んでいた
視線を横にむければ好きな人が同じ布団で眠っている
それだけだけど、それがすごく嬉しくて、幸せで自然と笑顔になる。
でも、体を起こすと何も着ていなくて一瞬頭が真っ白になって怖くなる
落ち着くために亮の顔を見ると亮も何も着ていなくて昨日のことを思い出した
すると、怖かったはずが一気に恥ずかしくなって慌てて布団から降りる
クローゼットを開けるつもりが腰に力が入らず、ストン。と転んでしまった
でも、俺がよくパニックになってベッドから落ちるからって亮がふわふわの絨毯を買ってくれたおかげで転んでも全然痛くはない
「…ん あれ、柚。起きたの?」
転んだせいで四つん這いという最悪のタイミングで亮が起きた
「朝から可愛いポーズしないの」
ふって笑って俺を抱っこするとベッドの上に戻された。
「服?」
「…はい」
「ちょっと待ってな」
そういうと、クローゼットを開けて服をとってくれる
亮も服を着て、そのまま部屋を出ていってしまった
服を着て少しぼーっとする頭で部屋の壁をじっと見る
しばらくすると亮が部屋に戻ってきた
「疲れてない?大丈夫?」
前髪を避けられおでこに亮の手があたる
「…大丈夫、です」
「ほんとに?」
頭を撫でられる
「ホットミルク。落ち着くよ」
はいって渡されて少し口に含む
ふわっと温かさと甘さが口の中に広がる
「昨日疲れさせちゃったね」
静かな声でそう言うとお腹のあたりに優しく触れられる
「だ、大丈夫ですよ!全然平気です!」
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