アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
告白
-
「柚?大丈夫?」
と、ソファまで誘導される
「亮、あの…俺、…」
「無理しなくていいよ。ゆっくりでいい」
と、ココアをくれた
「わ、ありがとうございます」
ひと口飲むと温かさと甘さが喉を通っていく感覚がよく分かる
「…俺、ずっと言わなきゃって思っていて」
「うん、ちゃんと聞くよ」
「話すの下手だから、何言ってるか分からなかったら、その、…気にしなくて大丈夫ですから。…忘れてください。でも、ちゃんと言っておきたいなって…思って」
「ありがとう。大丈夫だよ」
「…あの、俺、その、……」
もうどうしてなの。
手、震えるし、涙出てくるし。
「…あー!緊張しますね!」
と、できる限り明るい声で言ってリビングから離れ、自分の部屋に入った
手が震えるし、涙が出るし、…両親のこと話すの怖いし。
「っ、…ぐすっ」
「柚、開けていい?」
と、亮の声が聞こえてくる
しばらく返事をできずにいると扉がそっと開いた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
121 / 535