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夕食
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そっと、スプーンをもってお粥を口の中に入れる
「っ、……」
やっぱり今日はあまり食べられる気がしない
おかゆは好きだけど、なんだか今は食べたら戻してしまうような気がする
遊を横目でちらっと見ると、それに気づいた遊が、どうした?って困ったように俺を見る
どうしたらいいか分からず俺も俯く
「食べられなそう?」
「…だ、大丈夫…」
スプーンを握り直して、息苦しさから逃れようと短く息を吐く
「熱ある?」
突然、遊の手が俺の頭に触れるのでびっくりして動けなくなる
「熱は無いね。どうした?気持ち悪い?」
「…なんでも、ない」
「無理してない?」
と、遊の手が俺の背中を撫でる
背中を撫でられた感覚で胃の中のものが押し返されてくる
「っ、…だめっ…」
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