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睡眠
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翠の頭の上に手をぽん。と、置く
すると、ビクッと体が強ばる
「起きてた。もー、怖くないよ」
と言って、くしゃくしゃっと翠の頭を撫でた
すると、こちら側に少し顔を向けてくれた
その目は潤んでいて、どうしたのかと聞く
『あし、……びりっ、て』
あぁ、本当に足痛いんだなって改めて思う
調子が良くない時くらい足の痛みは無くなればいいのに
翠の細くて小さな左膝を優しく撫でる
体を起こしてベッドへ運んだ
翠は本当に小柄なので全く重くない
少しちょっかいを出しながらベッドまで運んだ
ベッドに着いてから、翠の体の力は全然抜けなくて目も瞑れないよう
大丈夫かと聞けば、大丈夫だと言うし。
最善の策がどれなのかは分からないけど、とりあえず安心て欲しくて翠を抱きしめた。
腕の中にすっぽり収まってしまう
最初こそ少し怖がっていたものの、どんどん力が抜けていくのがわかる
他の誰かじゃなくて、自分の腕の中で安心してくれていることが嬉しかった
それから、少しして かくん。と、眠ってしまった
その日の夜はずっと翠を抱きしめていた。
小さいのに、こんなに温かくて俺も翠に相当癒されているなぁ。なんて思う
可愛い水色の髪を撫でて目を瞑り、眠りについた。
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