アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
休み
-
「食べれそう?」
と、柔らかそうなキャベツの入ったスープを出される
きっとこれなら食べられるんだと思う。
でも、こういうのしか普通に食べられないんだって思うとやっぱり悔しかったし、普通の食事を普通にしてみたい
休みまで貰ってるわけだからそれなりに頑張らなくちゃいけないし、いつまでも亮に迷惑をかけていてはダメだと思う
だからといって今、ウインナーを食べろとか言われても正直つらい
「大丈夫?」
テーブルの上にスープを置いた亮が抱きしめてくれた
なぜ今抱きしめられたのかは分からないけどなんだか安心する
「今は休むだけでいいんだよ。ずっと体に力入ってる。深呼吸できる?」
背中を撫でられる
「…でも、食べる練習しないと、休みまでもらった意味が…無いじゃないですか…」
「ちがう。そのために休み取ったんじゃない。
柚が頑張りすぎてるから休んでもらってるの」
「…それだったら、明日から、仕事行く。…大丈夫です」
「大丈夫じゃないから言ってるの」
「…大丈夫…っ…」
何故かわからないけど突然涙が出てくる
「大丈夫だよ。疲れてるだけだからね」
と、背中をさすってくれた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
149 / 535