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「スープ飲めそう?」
なんだか疲れてしまって亮に寄りかかっているとそう聞かれる
「ぁ…ありがとうございます」
本当は、もう何も口の中に入れたくなかったけどせっかく作ってくれたので頂くことにした
自分でスプーンを掴もうとするとそれより先に亮に取られてしまう
「…?」
亮を見上げると ほら。と言う
「あーん」
顔が熱くなる
目の前に出されたスプーンを見て、困ってしまう
「食べてくれないの?」
「だって、…恥かしいです…」
「俺、悲しいなー」
ちっとも悲しそうじゃないのに悲しいって言葉で言われるとなんだか可哀想になってしまう
目を瞑って口を開けた
「んっ…」
「ふふっ、かわい」
スープが口に入ってきたので目を開けるとにこにこと笑顔の亮と目が合った
「美味しい?」
「美味しいです…」
悔しいけど、亮に食べさせてもらうと苦しくなることはあまり無くて、ただ、美味しいな。と思うだけだった
だから食事が本当に苦手だった時はよく食べさせてもらっていた
でも恥かしいので亮には忘れてってずっと言っている
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