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それぞれの時間
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翠を連れて寝室に向かう
初めに翠を横向きにさせて足を少し曲げてやった
「遊、寝る…しなくても、大丈夫?」
不安気にそう聞かれる
「無理には寝なくていいよ。でも眠くなったら寝ようね」
「…うん」
とは言っても眠くない訳は無いんだ
今日はいつもと違ってずっと家にいた訳では無い
歩いたり、話したり、泣いたり。
今日はたくさんのことを一気にした。どうしたら寝てもらえるかなーと翠のさらさらの髪の毛を触った
それから30分がたった頃、翠は寝るどころか起きあがった
「どうした?」
「なん、か…寝る、できない…」
「寝れない?」
こくこくと頷く。
「ね、ちょっとこっち来て」
と、優しく翠の腕を引いて布団に戻した
そのまま翠の頭の下に腕を入れて、抱きしめた
こうすると、体に力が入っていたのがよく分かって背中を撫でた
「寝れるよー」
背中を撫でていると、力が抜けていってくれるのが分かって、少しでも安心してくれているんだな。と嬉しく思う
しばらくそうしているとちゃんと力が抜けた
「おやすみー」
と、背中を撫でる手をぽんぽんとリズムよく一定に優しく叩くものに変えた
そこからはあっとゆう間でしばらくぽんぽんとしていると、かくん。と、力が抜けた
顔を覗き込めば静かに眠っていた
ほら。やっぱり眠かった
小さな翠の頭を撫でて俺も眠りについた
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