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それぞれの時間
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「昨日はあれから大丈夫だった?」
「はい、なんかすみませんでした」
床を見つめながら困ったように笑った
「いや、別に俺はいいけどさ。無理すんなよ?」
「…はい。ありがとうございます」
「無理しないなら、言うことあるんじゃねーの?」
と、キッチンの方からやって来た亮に言われる
「…大丈夫です」
「じゃあ、俺から言っていい?」
「ほんと!大丈夫ですから…!」
「大丈夫じゃないから言ってるの。ほら」
と、亮に押され、俺と床を交互に見つめる
「…ぁの、」
「うん」
「…なんか、熱…あって、…ああ!やっぱり大丈夫です何でもありません!」
「柚。大丈夫だから」
と、亮に念を押される
「あの、別に気は使わないでくださいね…!絶対!」
「分かった 分かった」
あまりにも不安気な柚に失礼ながらも苦笑してしまう
「…熱あって、なんかその…だるい、ので、今日は…寝ててもいいですか…?」
「いいよ。苦しくなったら言えな?」
と、俺の反応を怯えながら待っている柚の頭をわしゃわしゃと撫でた
「な?大丈夫だったろ?」
亮が言う
「…はい」
「てことで、柚寝かせてくる。朝ごはんは準備してあるから勝手に食べてて」
「わるいな」
「いや、来てもらって助かってるし。ゆっくりしていって」
そういいながら、柚を支え寝室に入っていった
「朝ごはん。食べれそう?」
「…少し、いい…?」
「いいよ。無理しない程度に食べようね」
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