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「でも、手を触れはしなくて。腰を押し付けたり、腹で擦ってみたりとかして微かな感覚だけを届けて、焦らす」
やめろ。焦らすな。
「そうこうしているうちに乳首なんて真っ赤に腫れ上がっているだろ?」
うう……なんだか乳首がじんじんと痺れているような気がしてきた。
「そこでジェルの登場だよ。枕の下にでもこそりと隠しておいてさぁ。冷たいと可哀想だから、手のひらで温めてやって」
優しさに感謝すべきなのだろうか。糞、ズボンの前が窮屈になってきた。
「それを尻穴に塗りつけるわけ。いきなり舐めるのはお前が引くかもしれないと考える俺の、何と優しいことか」
いい加減俺とお前で例えるのはやめろ、マジで。本当にやめてくれ。
ああ嘘だろ。
「襞を伸ばすように丹念に塗りつけて、そしたら指先にジェルを集めてさ、つぷっと一本入れてみる」
尻がきゅっと締まった。もう駄目だ。完全に――勃起した。
「お前は絶対最初は気持ち悪がるだろうから、その時に、やっとちんこに手を伸ばすわけ」
ああ、目を細めるな。こっち見るなマジで。風に揺れるその筋盛にした髪を引っかきまわすぞ。
「ゆるゆると扱いてやりながら、穴の中を探索して……ちんこが脈打ったり膨らんだり、とにかく反応を示す場所を探すんだ」
足がもじもじと揺れてしまう。俯きたい。唸りたい。だが、こんな状態にあると悟られそうで――ちゃんと何食わぬ顔が出来ているのだろうか。
「まぁたいていは、腹側の壁にあるんだけどな。軽く指の先が壁に擦れるようにしたり、奥から前に?きだすように刺激してみたりしていくうちに……完全に、お前のちんこが勃起して」
すでに勃起してんだよ。その口を閉じろ。
「いいところを探せたら指を増やしてさぁ。三本くらいまでいったら挿入できるか? いや、俺のはでかいから四本いかないと厳しいかな」
詐称してないか?
「初めての合体は、仰向けがいいかな。顔もよく見えるし」
爽やかに笑うな。
「中に入れていく時に、ディープキスなんてすると尚よしだよな」
――もう我慢できんっ! 怒鳴りつけてやる!
両手の拳を握り締め――
「頼むからそのくらいで勘弁してくれぇ」
あぁぁぁぁぁ何でこんなに情けない声になっちまうんだぁぁぁぁっ!
肩が震えてしまった。こいつにそんな隙を見せていいわけがないだろ……糞。にたりと笑いやがってっ!
「おやぁ? 優斗君、まさかぁ勃起しちゃいましたぁ?」
すたすたと足を動かし近寄ってくる。
肩を組まれ、もう片手が股間に滑り落ちてきた。
「ちょっ、触るなって!」
身をよじって回避を狙うのだが――
「俺とのセックスを想像して興奮とか……節操なくないですかねぇ?」
ぐぅのねも出ない。
悔しさに奥歯を噛み締める。
悠馬の手がさらりと股間を撫でてきて、見せられている笑みが深くなった。
「それとも何か? 俺のことが好きだったりする?」
ああああ今この場に人間大砲が設置してあったならばっ。
その中に素早く入り込んで遠いところへ吹っ飛ぶのにっ!
精一杯の力を目頭へ込め、睨みつける。
「んなわけあるか! 俺が好きなのは優斗だけだ!」
悠馬の手が股間から退いた……と思ったら、頬を引っ張ってくんな。
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