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であい...?
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「じゃー、そっちの端から自己紹介。
最低限名前と出身中学なー。」
「はい、朝倉彩音です。出身中学は_______」
....
どうしよう、自己紹介とか1番苦手な行事だ...
しかも...
なんか後ろの人すごい睨んでる...
僕、何もしてないよね...
金髪だし怖い...
東京なんてやめればよかった...
でも、あそこに戻ったって___________________
って...いうか...わ、なん...なんでみんな見て________
前の茶髪の女の子が振り向いた
「次、あんただよ。」
「あ、はい!!!
鳥羽..ゆうです。出身は...千葉で...」
わぁ...やっちゃった....
絶対これ、引かれるやつ______________________
知ってるこの空気.....
ずっと、嫌だったこの空気....
「あいつ...女...?」
「いやでも、制服。」
ほら...やっぱり_________
「名瀬葵、東中。」
俯いた僕に聞こえたのは、非難するような声の中でも絶対的な存在感を放った、低い低い、それでも綺麗な声だった
「うわ...あいつ、東のアオイじゃねぇか!?」
「マジか!?
髪染めてあるけど、ぜってぇあいつだよな!」
「えぇ..こわい...」
「このクラスでやってける自信ない...」
「もうダメだろ...
高校選び失敗したわ....」
なんていう周りの声を聞いて、後ろをチラリと盗み見る。
う...わ..
怖い....やっぱり睨んでる。
でも...
教室はそのことで持ちきりになり、僕のことはあまり気にもしないような雰囲気だった
助かった....のかな....
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