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東野真虎 3
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はぁ~学校か~
と溜息をつき、
少なくなり始めていた電車を下りようとしたら、
俺と同じ制服、同じネクタイの色をした奴が、
ドアのそばに座り込んでいた。
は?こいつ何やってんの?
つーか何で誰もこいつのこと助けないの?
下りていく人々は、
そいつのことをちらちら盗み見ながら電車を下りていて、
誰一人声を掛けようとはしなかった。
そしてまだ電車の中にいる奴らは、
俺に「何とかしろ」
と言ってる様な目で俺を見ていた。
めんどくせぇ
マジで朝早いし気分よくねぇのに、
こいつらの態度を見て苛立ちがMAXになった。
「オイ、座ってんじゃねーよ、迷惑なんだけど。」
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