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一緒に帰ろう
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早唯side
一人一人の自己紹介が終わり僕たちは体育館に移動して入学式がはじまった。
今日は入学式しかないから午前中に帰れる。
秋にぃは午後まで仕事があるからお昼は自分で作らないと。
・・・電車どうしよう・・・
東野君にお願いしようかな?
あ!名前は自己紹介の時に覚えたよ。
OKしてくれるかな?
一緒に帰るの拒まれたらどうしよう?
東野君と仲良くなるのはいやだけど、帰るぐらい・・・
・・・これじゃあ利用してることになるじゃん・・・
僕って人間の屑だ。
はぁ~どうしよう
考えている間に入学式は終わりクラスでホームルームが始まった。
先生はある程度話してホームルームが終わり、ついにやってきてしまった。
下校時間が。
クラスメイトの中、いや、全校生徒の中学校が終わって欲しくない生徒は僕だけだろう。
よし!聞くだけ聞いてみよう
「あっあの東野君」
東野君はカバンを肩にかけながら、ん?と機嫌悪そうに答えた。
やっぱり誘うのやめようかな・・・
「あ嫌、あの、その、」
「何?」
でっでもやっぱり!
「あの、一緒に帰りませんヵ?」最後らへん声小さくなっちゃったけど聞こえたかな?
「は?」
なんか呆れてる、迷惑だったか・・・
「ごめんね、迷惑だよね、じゃぁまた明日学校でね。」
僕はそのまま一目散に学校を出た。
はぁ~電車で何もありませんように!!!
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