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メール2
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侑side
俺は秋を抱き上げソファーに座り
自分の膝の上に秋を乗せた
秋はまだ眠いのか時々俺の名前を呼びながら顔を俺の首辺りに擦り付けてくる
そんな秋を可愛いと思った
他人から見たら只の変態みたいになるが
俺は秋の足をやらしく撫でながらニヤついていた
そういえば、メールの事秋に話さなきゃ
「秋」
「んー、何?」
秋はまだ目を瞑ったまま返事をする
「さっきお前の携帯にメールが来た」
「うん」
「お前の弟から」
「うん」
「でも内容は東野からだった」
「うん・・・・・・ひが・・・しの?」
「東野真虎」
「ひがしの・・・ま・・・と・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・え?」
秋は俺の方に乗せていた顔をガバっと効果音が付くような勢いで上げ
驚いた眼で俺を見詰めた
「え?なんで?」
俺は黙ってソファー前のローテーブルに置いてある秋のスマホを手に取りそれを秋に見せた
秋は素早くスマホを持っていた俺の手を掴み自分の方へ向けた
秋は内容を一文字一文字小さな声で読み上げ俺も一緒に内容をもう一度見た
秋は弟が倒れた、というところまで読み、急に立ち上がった
「早唯が倒れた!!!」
何故か秋までもが過呼吸になり始めていた
「ㇵぁㇵぁうそ・・・迎えに行かなきゃ」
「秋落ち着け、お前も過呼吸になってどうする」
「でっでも!」
「でもじゃない」
俺はそのまま立っている秋を自分の膝の上に座らせ
秋の呼吸が正常になるまで秋の手に有るスマホを取り上げた
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