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どうすれば?
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早唯side
真虎君の家を飛び出して自分の家に帰った
「お帰り~早唯、今日遅かったね・・・早唯?どうしたの?」
玄関に来た秋にぃは僕の異変に気付いた
「お兄ちゃん・・・」
秋にぃは優しく笑いながら近づいてきて僕の手を引いた
「オムレツ作ったんだ、早くしないと冷めちゃうよ」
僕は小さく頷いた
オムレツを食べ終わり秋にぃに何があったのか聞かれた
「・・・僕・・・さっき真虎君に好きって言われて・・・友達としての好きじゃないって、
それで・・・キスされて・・・・・・頭が真っ白になって・・・真虎君から逃げちゃった・・・
僕って最低な人だよね・・・」
僕酷いことしちゃった・・・真虎君から逃げちゃった・・・
「早唯、早唯は東野君のことどう思ってるの?」
「真虎君は・・・僕の恩人・・・僕の事、助けてくれたヒーロー・・・それから・・・
真虎君の事見る度に心臓がチクってする。」
「心臓?」
「うん・・・今日ね、真虎君が告白されてた時とか、真虎君が奏楽と楽しそうに話してた時とか、
寂しくないのに、胸がぎゅうってして・・・」
秋にぃは僕の頭を優しくなでてきた
「早唯、恋した事ないよね?」
僕は黙って首を左右に振った
「早唯は東野君に恋してるんだよ」
え?恋・・・僕も真虎君の事好きってこと?
「胸がチクってするのは、ヤキモチしてからじゃないかな?」
ヤキモチ・・・僕が・・・真虎君に?
恋人でもない僕が・・・ヤキモチなんてしていいのかな?
「もう一度聞くね、早唯は東野君のこと、好きですか?」
真虎君は、かっこいいし、男前だし、ヒーローみたいな人
寝ている真虎君とか、優しく頭撫でてくれる真虎君とか、優しく笑いかけてくる真虎君とか
・・・そんな真虎君が・・・大好き
好きだ・・・僕は真虎君の事好きだ・・・
「好き・・・僕真虎君の事好き!」
秋にぃはまた優しく微笑んだ
「そっか~お兄ちゃん寂しくなっちゃうな~お兄ちゃんといる時間少なくなっちゃう」
「ならないよ~」
明日真虎君に伝える。
僕も真虎君の事好きだって・・・
ちゃんと、恋人になってくださいって言う
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