アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
消えた早唯 7
-
真虎side
俺は一人廃ビルの中に入って行った
一階の扉のそばに誰かがタバコを吸いながら立っている
見張り役か・・・
身長は俺と同じくらい、少しだけ太っていて年は三十ってとこだ
まずはこいつを倒す
俺はそいつに近づいた
そいつも俺に気づき近づいてくる
「誰だ!」
「早唯はどこだ」
「教えるか」
そう言いながら俺の方に殴りかかってきた
俺はそれをよけてそいつの後頭部に肘を思いっきり当てて、そいつは気絶した
「案外弱いな」
俺はそいつを傍に有った縄らしき物で縛り、扉の方に向かった
扉の奥から話し声か聞こえる
「さゆ君、イくの何回目?」
「んっー!あぁ!やら!許して、くだ、さい」
「もう入れる」
早唯!
俺は扉を思いっきり開け、目の前の光景を疑った
「早唯!」
早唯は服を半分脱がされ、精液か、ローションらしき液体が体中に有り、顔は精液まみれだった
一人の男は早唯の口に自分の性器を入れて
もう一人の男は早唯の尻に性器を当て、今にも早唯の中に入れるところだった
一足遅かったら間に合わなかったかもしれない。
「ま、こくん」
「誰だ」
「お友達?」
ふざけるな、ぶっ殺す
「オイ、早唯から離れろ」
俺は二人に近づいた。
「止まれ、これ以上近づいたら此奴がどうなってもいいんだな」
そいつは自分の性器をしまい、早唯の首を掴んだ
「わぁ!」
「早唯!」
くっそ・・・どうする、考えろ俺。
「猿、一回中止だ、そいつを気絶させろ」
「はーい」
猿と呼ばれたそいつは俺に向かって来て俺を殴り始めた
早唯が人質に取られている今身動きできない
「うっ、真虎君」
早唯が泣き始めた、此奴の泣き顔見ていいの俺だけなのに
くっそ、どうすればいい。
どうすればいいか悩んでいると
パァン!と銃声の音がした
「早唯!」
「動くな」
秋さんと鬼龍?
「えー拳銃?先輩・・・俺たち相当ヤバい状態ですよ」
「くっそ・・・おい、此奴がどうなってもいいのか」
「うっ・・・痛い・・・」
そいつは早唯の首に刃物を当てた
早唯の首から少し血が出る
侑「その子を殺す前にお前の頭が吹っ飛ぶが、いいのか?」
「くっそ・・・オイ猿!俺の前に立て」
「え・・・」
「早くしろ!」
「ハイ・・・」
猿って言うやつは一瞬悲しい顔をしてそいつを庇う様に立った
侑「庇っても意味ねぇぞ」
「鬼龍撃ちたきゃ撃て、もう手は回してある、この事は世間に出ない」
侑「言われなくても撃つよ、こっちだってもう手は打ってある」
秋「早唯!目を瞑って」
「おい!何ごちゃごちゃ喋ってんだよ、此奴がどうなってもいいのか!」
「え?」
真「早唯、俺がいいって言うまで目を開けるな。出来たら、俺が一つだけ言うことを聞く」
「うん」
「うるさい!黙れ!」
パァン!と銃声が部屋中に響き渡り、早唯を掴んでいたそいつは頭から血を流し倒れていた
早唯は泣きながら震えている
直ぐ早唯のそばまで行き早唯に抱き着いた。
そして返り血を浴びている早唯の体に上着を着せ、早唯を抱き上げその場から出た。
「まだ、目開けるなよ」
「うん」
外に出るとスーツを着た奴らがいた
その内の二人は俺を見ると駆け寄って来た
「真虎様!」
他の奴らは多分鬼龍の仲間だろう、想像していたヤクザとは違うが、多分ヤクザだ
「自分の家に帰る、一人ここに残って欲しい」
「ハイ、私が残ります。後始末すればよろしいでしょうか。」
「あぁ」
そして、俺たちはその場を後にした
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
80 / 215