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インタビュー
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(中略)
『続いての質問はですね、実はこんなことを聞いてくださいと言うリクエストがありまして、』
『リクエストですか?』
『はい。1つ目は‘タチとネコはどちらがいいですか?’だそうです。』
『った…どんなリクエストだよ…』
『個人情報ですので。…で、タチとネコの意味はご存知なんですか?』
『いや、友達から聞いたことがあるくらいで…まあ、普通にネコはちょっと未知との遭遇すぎるので遠慮したいですね』
『ではタチがいいんですね。』
『いいって言うわけじゃ…』
『次の質問は‘好きな食べ物はなんですか?’だそうです。』
『そっちを先に聞いてくれたら俺も心の準備が…チョコとか甘いものが好きです。』
『珍しいですね。毎年バレンタインが楽しみということですか?』
『まあ、バレンタインは姉妹から貰える意味では楽しみですけど、テスト期間なんかは1日に1回はチョコ食べる習慣がついちゃって。』
『なるほど。糖分を摂取して集中力を持続させてるんですね。』
『そんな感じですね』
『では最後の質問です。‘好きなタイプは?’だそうです。出来るだけ具体的にお願いします』
『好きなタイプですか…?
うーん…背が小さくて、小柄で華奢で、ネコみたいに気まぐれで、時々甘えてくれる人ですかね』
『…わかりました。インタビューはこれで終了です。お付き合い頂いてありがとうございました。』
『いえいえ(普通のインタビューだったな。…リクエスト意外は)』
『最後に上半身だけでいいので裸になって写真撮らせてください』
『マジか…』
『ハイ!スマイルー!』
『へへっ』
『はい、顔怖いよー!5647+324はー?」
『えっ、ごせっ…っちょ、待っ』
―カチッ―
ICレコーダーの録音を一通り確認するとPCを起動させた。
眼鏡をブルーライト眼鏡に取り換えると、目の前で全く同じ動作をする佐藤君に不敵に笑って見せた。
「佐藤君、僕には今神が降りているよ。」
「奇遇だね。僕もだよ」
「これだから腐男子はやめられない」
ブルーライト眼鏡を青く光らせながらキーボードを激しく叩いた。
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