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不良とエンジョイ
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―ドサッ
「っ…」
突然胸倉を離され、地面に尻もちを着く。
一条さん、どうしちまったんだよ。何で和田なんかに…
「じゃあ…あの記事は…」
「竜司っ!」
「大丈夫か!?」
仲間たちがよろめいた一条を支える。
何でこの人こんなに情緒不安定なんだ。
「…て、こい…っ、」
「?」
「和田芳人を連れて来い…っ!!!」
「(!!)」
こうなってはしょうがない。本人に和田芳人終了のお知らせと伝えてあげよう。
―――
「と、言うわけで屋上で一条さんが待ってます。逝ってらっしゃい」
「行くわけないだろ?!!ていうか何で俺?!俺何かした?!!」
昼休みにまた紅谷が来たと思ったら、いよいよ不幸を連れてきた。
待ってよ、俺にはまだやりたい事とか夢があるんだ。
「ほら、出る杭は打たれるって言うじゃないっすか。」
「くっそぉ…こうなったら教育委員会に苦情を入れて…」
「一条さんの親、確か議員さんなんすよね。」
「…何だよそれ…この世の中どうなってんだよ!!!」
「いいから、早く行った方がいいっすよ。時間がたてばたつ程イライラしてるだろうし」
「お前も来いよ!お金あげるから!」
「やったー!」
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