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山田と喧嘩してた時
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「大体、あれ悪口じゃねーし!!!」
「うわあああ!!」
ぶん投げられたレンガは相手を通り越してカベに当たって粉砕した。
それだけでも十分ビビった相手は小柄な男を残して逃げてしまった。
「(外した)…」
「あ、ありがとう…?」
「いや、別に…助けた覚えないっつーか、襲われる方にも問題があるんじゃないの?」
「え?」
「キャピキャピ笑顔でも振りまいて、男誘ってたんじゃねーの?そうやって誰にでもヘラヘラしてるからガード緩いとか思われてああいうのに引っかかるんだろ」
「…っ!!」
―パシンッ
「お前…っ…助けてくれたと思ったのに…っ」
「だから助けた覚えないっつーの」
「…っ」
小柄な男は落ちていた服を羽織ると走り去っていった。
―――
「それが初めて和田芳人を見た時だった」
「…」
「…」
「…え?話終わりっすか?」
「ああ」
「一条さん、和田に惚れたんすよね?」
「…ああ」
「一目惚れなんすよね?」
「そうだって言ってるだろ…っ」
「…え?!!今話してた時が初見ですよね?!」
「ああ」
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